ホイールベアリングの修理

こんにちは!

定期点検は大事だよ
ってな内容の簡単な記事を。


20171223 (20)
年末に飛び込み修理で入った、スズキ アドレス110。

お客様の訴えは、
走っていてハンドルがふらつく、ブレーキの効きが変・・・?

実車を診せて頂いてすぐに原因は分かったのですが、年末の最終営業日の少し前だったこともあり、ホンダ車以外のバイクでしたので補修部品の手配が間に合うか微妙なタイミング・・・

ホンダ車両でしたらオンライン発注で即対応できますが、他社メーカーさんのバイクの場合は部品の手配に少し時間を要する場合があります。

それでも様々な部品の手配の方法で、なんとか間に合いそうな可能性のある最速ルートで注文をしたのですが、たった1点の部品が間に合わず年越しとなってしまいました・・・
幸いお客様は年末年始はバイクをお使いにならないということで、なんとか年始早々に完成でセーフ


2018111 (2)
フロントのホイールベアリングの状態はこんな感じになっていました・・・

ホイールベアリング。
前輪の回転部分の軸受になります。

走行中は常に回転し、車重や路面からの衝撃も受けとめる重要な部品です。

もう、元の形状を成していない程に破損していました。


こうなると、前輪はグラグラになり、まともに走ることが出来ないばかりか、前輪に装着されるブレーキにも影響が出て、曲がれない止まれない非常に危険な乗り物になってしまいます。



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フロントホイール内の構成部品の新旧比較。

錆びてボロボロです。


足回りの部品の多くは車体外部の下方にあり、雨水や埃、走行することで発生する熱など、簡単に錆びが発生する条件が揃っています。
そのくせ、安全に走行するために重要な保安部品でもありますので、定期的なメンテナンスを怠ると、場合によっては重大な事故に繋がります・・・


ここまで悪化するケースは定期点検をしっかりしていれば、まずありません。

定期点検(12、24カ月点検)では、このような足回りの部品の分解点検、劣化したグリス(潤滑油、防錆)を交換したりして、部品の寿命を延ばしたり、破損してしまう前に交換をする判断が出来ます。


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新品のベアリングに交換しました。

この部品の破損だけで、操縦安定性の悪化、ブレーキ機能の悪化、スピードメーターの表示不良といった、複数のトラブルの原因になっていました。


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完全に破損していた側。

ホイール真ん中の黒いゴムの部品は、ダストシールといいます。
ホイール内部のベアリングに水や埃等が進入しないようにする為の部品なのですが、ゴム製ですので経年劣化します。

走行が少なくても内部を壊してしまう原因になる部分です。

また、ダストシールに接するホイールカラー(筒状の部品)も、ダストシールに接する部分が摩耗しますので、要同時交換です。

たま~に見ます。
このホイールカラーを再利用している修理・・・

それって壊れた部品だけの交換で、修理とは言いませんよねー
すぐに同じことが原因で、同じ故障につながります。




バイクは原付も大型バイクも公道を走るスピードの出る車両です。
自転車ではありません!
(ほんとは自転車も軽車両なので定期点検すべきですがね・・・


危険と隣り合わせになる突発修理は無い方が絶対に良いはずです。
定期点検で予防処置を行い、大事に至る前に必要な消耗部品を交換することで、結果安全の確保と節約になるケースも多いものですよ







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