燃料タンクと燃費

こんにちは!山口です!


ここのところ、ガソリンタンクや燃費、燃料メーターについて、お客様に質問を頂くことが続きましたので、少しお話を・・・


現在のバイクのほとんどは、燃料メーターが装備されています。
デジタル燃料メーター
メーターのデジタル化、バイクの電装の進化に伴い、装備されていないバイクの方が少なくなっていますね。

燃料メーターのゲージ(目盛)の減り加減は、機種ごとに多少くせのようなものがあり、満タン状態からの減り加減は必ずしも正確なものではありません。
機種によっては、いつまでも満タン表示で、ある段階からあれよあれよと減っていく表示をするものもありますし、逆のパターンの機種もあります。

このあたりは、タンクの形状や燃料残量センサーの位置(多くは燃料ポンプに内蔵)、メーターの設定等で機種ごとに多少違いがあります。
ある程度乗って頂いて、クセをつかんでおく必要があります。

で、燃料が少なくなってくるとゲージの最後の目盛が点滅して「残量警告」をする機種が多いです。
中には下の画像のように、燃料メーターが無く、残量警告灯だけの機種もあります。
燃料警告灯

ご自身のバイクの残量警告が出る時のガソリンタンクの残量を必ず覚えておきましょう!
取扱説明書に記載があります。


中には、燃料メーターの装備が無いモデルもあります。
Hondaの現行モデルですと、CB223S、FTR、エイプぐらいですが、中古車で手に入れたバイクなどでは結構存在します。
燃料メーターの装備の無い機種は、たいてい燃料コックが装備されています。
燃料コック
上の画像のように手動で切り替えるコックが、ガソリンタンク左側に装備されている場合が多いです。

ON(オン) 走行する際に通常合わせる位置で、燃料を送ります。

OFF(オフ) 文字通り燃料がガソリンタンクから出ません。
主に保管中や整備の際に使用します。
負圧式コックを採用している一部ホンダ以外の機種は、この位置が(PRI)となっていて負圧に関係なく燃料を送る仕組みになっています。)

RES(リザーブ) 予備タンクの位置です。ONで走っていてガス欠症状が出たら切り替えます。
予備タンクと言っていますが、本体のタンクとは別に予備のものが設置されているわけではなく、本体のタンクの中で使い分けているだけの構造です。
したがって、最初から予備(RES)の位置にあわせて使っていると、燃料をすべて使い切ってからガス欠症状が出てしまうことになり、本当のガス欠となります。


昔のバイクは燃料コックの装備が上級機種にしか無かったので、ライダーはたいてい予備タンクの容量と自分のバイクのだいたいの燃費を把握していたものです。
(みんな一度痛い目に遭ってからですが・・・)

燃料メーターのあるバイクも警告灯が点いてからの量が、燃料メーターの無い時代の予備タンクの容量に近い設定ですので、予備になってから(警告灯が点いてから)どれくらい走行できるか知っておくと安心です。


それでは、ご自身のバイクで予備タンクの領域での走行可能距離の測り方です。

まず、燃料タンクの容量と、予備タンク(警告灯点灯)になってからの容量を調べます。

取説1

これは、CBR1000RRの取扱説明書の燃料補給の解説部分です。
警告灯が点いてからの残量の記載がありません。

取説2
CBR1000RRの場合は、メーターの警告灯の解説のところに記載があります。
このように、ちょっと分かりにくい取説もありますので、ご不明な場合はお問い合わせ下さい!

CBR1000RRの場合、燃料タンクの総容量は17リットル、警告灯が点いてからの残量が3.5リットルとなります。

次は、ご自身のバイクでの実際の燃費を調べます。
燃費の調べ方には、いろいろな方法がありますが、ここでは一番簡単な「満タン法」でご説明します。

①まず、ガソリンを満タンにします。
②満タンにしたら、トリップメーターをリセットします。
 (トリップメーターの無い機種は、その時の走行距離をメモします。)
③次に給油する時にも満タンにして、その時に給油できたガソリンの量を確認。
④トリップメーターの距離を入ったガソリンの量で割ります。
 (トリップの無い機種は面倒くさいですが、前回メモした距離と給油時の距離から走行距離を出します。)
⑤計算で出た数値が、ご自身のバイクでの平均燃費です。

例 CBR1000RR
①ガソリン満タン給油
②トリップメーターリセット
③ガソリン補給 10.5リットルで満タン
④トリップメーターの距離 165km
⑤165km÷10.5㍑=15.714km/㍑


ということで、1リットルのガソリンで約15~16km走ったということになります。

走行条件等で結構上下する機種もありますので、通勤メインの時、ツーリングの時など条件を変えて何回か確認しておくと良いです。

例えば、通勤、市街地走行のときは13km、ツーリングだと19kmまで良くなるとかを把握しておくと、何かと判断材料になりますよ。

で、CBR1000RRの場合、燃料警告灯が点いてから走れる走行距離はというと・・・
警告灯が点いてからのガソリン残量が3.5リットルですが、ギリギリで計算すると心細いですので余裕を見て3リットルとします。
平均の燃費が15kmですので、15×3=45 で、45km走れる計算です。

警告灯が点いた時が、市街地ならもう少し悪くなり 13×3=39km
ツーリングや燃費重視走行が可能なら、19×3=57km

と、なります。


もしも、出先でガソリン残量が少なくなって、近くにガソリンスタンドが見当たらない時も、こういったことを把握しておくと、どうすれば良いかの判断が出来ます。

私も経験がありますけど、ガソリンの残量が少ない時って焦ってしまって、後で思い出すと結構運転に集中出来て無かったりするもんですからね~

計算上、どうにもこうにもガソリンスタンドまでたどり着けそうに無いぞ~と、いうときは、JAFやホンダドリームオーナーズカード、東京海上等の任意自動車保険に付帯のサービスに連絡してガソリンを持ってきてもらいましょう!


安全は心の余裕から


-追記-
現行モデルのCBR1000RR等には、「平均燃費」「燃料消費量」「リザーブ燃料消費量」などの表示があって、メーターの機能で上記の管理が出来るようになっています。
便利なんですけど、一度は自分でも確認しておきましょう~

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Comment

No:41|Re: 覚えました♬
くみさん

そう!バイクと仲良しになって下さいね!

それと、リザーブになったことを忘れちゃうと大変です。
昔、私がまだ初心者だったころ、前の日にリザーブになったことをすっかり忘れてしまって、次の日夜中に170号線河内長野付近でガス欠・・・
24時間営業のガソリンスタンドまで押して行ったことがあります。

まあ、おかげで自分のバイクの取り回しに自信が付きましたけど!(笑)
No:40|覚えました♬
その節はお世話になりました!
私のバイクも燃料メーターの装備が無いモデルだから、痛い目あって、やっと覚えられました~。
車みたいに全てが至れり尽くせりじゃないけど、こうやってバイクと仲良くなっていくんですね(^▽^)ノ
次の課題は、リザーブになってからどれくらい走れるかを把握することですね☆

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